「なんだか体の動きが他の子と違う気がする…」
「靴ひもがなかなか結べない」
「ボール遊びが苦手」
「不器用すぎる気がする」
そんなふうに感じること、ありませんか?
発達の様子に心配を感じると、不安になるのは当然です。
特に歩く・動く・遊ぶといった動作がなかなかうまくいかないと、「これって普通?」と迷ってしまうことも多いですよね。
私は現役保育士で、同時に3人の子どもを育てるママです。
現場でも家庭でも、「うまくいかない」姿を見て不安になる親御さんに何度も出会ってきました。
ここでは、
✔ 発達性協調運動障害(DCD)とはどんなものか
✔ 日常で見られやすい特徴
✔ 家庭でできるサポート
✔ 相談・支援の目安をわかりやすくお話しします。
そもそも「発達性協調運動障害(DCD)」って?
発達性協調運動障害(DCD: Developmental Coordination Disorder)は、
運動の協調性が苦手な状態が続く発達の一つです。
子どもによっては、
・普通に見える動きでも苦手
・大人の助けがあってもなかなか上手にならない
という特徴が見られることがあります。
これは知的な遅れや視力・聴力の問題ではなく、体の動きをうまく調整する力が育ちにくい状態です。
このような特徴を持つ子どもは決して珍しくありません。
保育園や幼稚園でも、色々なペースで育っていく姿を見かけます
よくある行動の例
DCDの子どもに見られやすい様子として、次のようなものがあります。
日常で目にすること
✔ボールを投げたりキャッチするのが苦手
✔ 自転車に乗れない・スムーズに進めない
✔ 箸やハサミなど手先の細かい動きが苦手
✔ 靴ひもを結べない・歩く姿がぎこちない
✔ 体育や遊びの時間に参加しづらい
✔書字が苦手
こうした姿は、子どもによって得意・不得意があります。
「努力だけでは改善しにくい」ことがあり、それが本人のやる気や自信に影響することもあります。
家庭でできるサポート方法
発達性協調運動障害を全て「治す」のではなく、日常生活で子どもが安心して取り組めるようにすることが大切です。
💡 今日からできる関わり方
①小さな成功体験を積む遊びを増やす
ボールをキャッチできたら一緒に喜ぶ、スキップができたら褒めるなど、小さな成功を積むことで自信につながります。
② 手先を使う遊びを日常に取り入れる
ビーズ通し、粘土、積み木なども楽しいです。
「できる」「できない」ではなく、楽しむことを優先するのがポイント。
③ 環境や道具で工夫する
補助具や踏み台、太めのお箸など、子どもに合わせた工夫でできる幅が広がります。
鉛筆などは太めのもの、グリップを、つけたり形を工夫することもおすすめです。
こうした関わりは、動きの“スムーズさ”だけでなく、子どもの心の安心感にもつながります。
相談・支援を考える目安
日常で気になることが増えてきた場合、早めにプロの意見を聞くことも安心につながります。
以下のような様子が続くときは、専門家と一緒に様子を見るのも一つの選択肢です。
✔ 日常の動作で苦痛や困難が多い
✔ 身の回りの動作でストレスが強い
✔ 自信が低くなっているように見える
✔ 友だちとの関わりが苦しくなっている
相談先としては、市の保健センター、療育支援センター、医療機関の発達外来などがあります。
「相談=異常」ではなく、安心のために一度話を聞くという感覚でOKです。
▶我が家の場合の記事👇
子どもの発達を心配し、相談するまで|保育士でも迷った我が子の記録
最後に
DCDは、知的発達に遅れがないにもかかわらず、運動の協調性に困難を抱える状態です。
実際、保育の現場でもあまり認知されていないように感じます。
私が強く感じるのは、
やる気がないわけではないのに「できない」、何度教えても「できない」というのは、本人にとって多大なストレスになるということ。
頭では分かっていても体が動かないからこそ、
集団の活動の中で「やらない」「参加しない」と拒否する形で現れることもあるのではないかと思っています。
保育士としての立場でも、母親としての立場でも、そこへの理解があれば気持ちや対応は違ったのではないかと思います。
教える側も「なんでできないの!?」とイライラしたり、
教え方がいけないのか…?と不安になってしまうことがあるかもしれません。
でも、一つ言えることは、心配になったり不安に思う気持ちがあるのは、
子どものことをだいじに思っているからこそ。
一人で抱え込まずに、相談してみるのも、一つの方法だと思っています😊
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